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2023年3月2日(木)

日本グーグルに労組

JMITU支部 同意ない解雇やめよ

 世界最大のインターネット検索エンジンを運営する米企業グーグル(親会社アルファベット)の日本法人グーグル合同会社とアルファベット系列の労働者で組織する労働組合が結成されたことが、JMITU(日本金属製造情報通信労働組合)への取材で1日までに分かりました。

 組合名は、JMITU・アルファベットユニオン支部(小林佐保支部委員長)。2月28日、東京都内で結成大会を開催。翌3月1日、書面で会社に対し結成通告しました。

 グーグルは、世界的なリストラをすすめています。JMITUによると、グーグル合同会社でも、社員の6%をレイオフ(解雇)する趣旨のメールが全従業員にいっせい送信され、JMITUに相談が寄せられました。

 同支部は、「グーグルの目指す民主主義的なウェブをつくるというミッションを実現するためには、会社の経営自体が民主的である必要がある」と強調。「今回のレイオフは一方的で、これまでグーグルと社員が協力し築き上げてきた信頼関係を壊す」と指摘しています。会社に、労働者の同意のない解雇は行わないことや経営状況の公開などを要求し、団体交渉を申し入れ、期日は7日までに日程を合わせるよう求めています。

 JMITUの三木陵一委員長は「グーグルの従業員は、進歩的で民主的な企業文化に誇りをもっており、今回のレイオフのやり方に疑問をもっている。会社は、従業員の思いを受け止め、労働組合を認め、対等で良好な労使関係が築けるよう努力してほしい」と語っています。


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