2023年3月1日(水)
軍事費削り生活守れ
共産党、予算組み替え動議
日本共産党は28日、2023年度予算案に対する組み替え動議を提出しました。同動議は同日の衆院予算委員会で否決されました。
同予算委で、組み替え動議の提案理由を説明した日本共産党の宮本徹議員は、政府予算案について、昨年末に閣議決定された「安保3文書」に基づき、5年間で43兆円という大軍拡計画を進めるための初年度予算で、「戦争国家づくり元年度予算だ」と批判。「暮らしの予算は圧縮され、国民が直面している物価高騰にも全く不十分だ」として、抜本的な組み替えを求めました。
組み替え案は大軍拡計画を撤回し、軍事費を大幅に削減するよう要求。長距離巡航ミサイル「トマホーク」の購入、極超音速ミサイルの研究開発など、敵基地攻撃能力を具体化する予算の全額削除を主張し、医療や年金の財源などを軍拡財源に流用する「防衛力強化資金」創設の取りやめなどを掲げました。
物価高騰から暮らしを守り経済を立て直すため、最低賃金の大幅な引き上げや消費税5%への緊急減税、インボイス導入の中止などを求めました。
子育て予算を抜本的に拡充し、教育の無償化を進め、男女の賃金格差を是正する施策の拡充をはじめジェンダー平等を進めることなど、全8項目を提案しました。








