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2023年2月28日(火)

埼玉県議選 現有6議席絶対確保し、8議席以上へ

「130%の党」へ党員奮起

自公、大量のポスター作戦

 日本共産党は埼玉県議選(総定数93)で、現有6議席を絶対確保し、すべての常任委員会に委員を配置でき、議案提案権を得られる8議席以上への躍進をめざします。すでに各党候補による激しいたたかいとなるなか、「選挙勝利のためにも、何としても『130%の党』を実現しよう」と奮闘する共産党員たちがいます。(埼玉県・藤中陽美)


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(写真)宣伝する(前列左から)関谷れいこ県議予定候補、とばめぐみ・さいたま市議=15日、さいたま市見沼区

 所沢市では、県議選西1区(所沢市、定数4)で柳下礼子県議団長からのバトンタッチをめざす城下のり子所沢市議(56)を先頭に1月、4人を党に迎え、そのうち3人が現役世代です。

 生活相談でつながった50代の男性は「しんぶん赤旗」を購読するなかで「選挙を手伝いたい」と話してくれるように。城下予定候補が地域の党支部長らとともに訴え入党しました。

 城下予定候補は「支部の人たちはみんな高齢化で悩んでいるけど、仲間が増えると励みになる。地域の草の根の党支部の灯を消さないために、みんな頑張っている」と語ります。

真ん中世代活躍

 さいたま市見沼区の春岡支部では、同支部で活動していた関谷れいこさん(47)を県議選南6区(さいたま市見沼区、定数2)で押し上げようと「130%の党」づくりに奮闘。昨年10月の支部総会以降、2人の現役世代を党に迎えています。

 同支部のA子さん(46)は同区選出の、とばめぐみ市議に誘われて2月に入党したばかりです。昨年11月に入党した女性(46)とも意気投合。A子さんは「大学生と高校生の子育てにお金がかかる。同じような思いをしている多くの子育て世代に、共産党の政策を伝えたい」といい、11月に入党した女性は「党の活動は、知らなかったことをたくさん知ることができて刺激になる。真ん中世代として、SNSにも力を入れてもっと共産党をアピールしたい」と、生き生きと活動しています。

 党さいたま地区委員の田中衛さん(77)が担当する別の支部でも変化が起きています。

 高齢の女性党員は支部会議で「もう友人も少なくなり、『130%の党』と言われても、呼びかける人がいない。『全党の支部・グループへの手紙』を読むとつらい」と話しました。田中さんが「前に『赤旗』日曜版をとってほしい人がいると言っていたでしょう。ぜひ声をかけて」と呼びかけると、その女性は次の支部会議までに日曜版を1部拡大。ほかにも自分の夫に入党を訴えた党員もいます。

 田中さんは「『130%の党』づくりへ自分に何ができるか、みんな一生懸命考え、ささやかでも努力を始めています」と語りました。

各党候補駅頭に

 コロナ対策で保健所職員の増員や特別支援学校の増設など、県民の運動とともに政治を動かしてきた、共産党県議団。共産党の議席を増やして、県政をさらに前に進めることが求められています。

 共産党が候補を擁立する選挙区は、どこも大激戦です。最も定数が多く、共産党をはじめ自民、公明、立民、維新、れいわなど各党が候補者を擁立する南2区(川口市、定数7)では自公を中心に大量のポスターが張り巡らされ、各選挙区の駅頭はすでに各党候補がひしめき合っています。

 一方で、東7区(春日部市、定数3)では秋山文和県議からのバトンタッチをめざす松本ひろかず元春日部市議(70)に対し、社民党春日部総支部が推薦を決めるなど、共同が広がっています。

 西1区の城下県議予定候補は言います。「一人ひとりの党員が立ち上がれば、『130%の党』は実現できる。立ち上がるきっかけをつくるのが、候補者の仕事です。その力で必ず勝ち抜きたい」


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