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2023年2月28日(火)

トマホーク購入 400発

単価は米の倍 1発5億円か

 岸田文雄首相は27日の衆院予算委員会で、米国製の長距離巡航ミサイル・トマホークを400発購入する予定だと述べました。

 政府は昨年末に改定した安保3文書で敵基地攻撃能力の保有を明記。その一環として、米政府の武器輸出制度である「有償軍事援助(FMS)」に基づき、トマホークを購入する方針です。2023年度予算案にミサイル本体と専用の格納容器(キャニスター)を合わせた購入費2113億円を計上していますが、これまでは「実際の能力が明らかになる」などとして購入数の開示を拒んできました。

 首相は実際の単価を明らかにしませんでしたが、単純計算すれば、格納容器と合わせて1発あたり約5億2800万円となります。

 一方、米海軍省の23会計年度予算書には、トマホークの単価は182万2025ドル、格納容器18万9350ドルと明記。現在の為替レート(1ドル=136円)で計算すれば約2億7355万円となります。米政府は日本に、国内単価の2倍近くで売り付けている可能性があります。


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