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2023年2月27日(月)

ウクライナ侵略1年

米、英で反戦・反核デモ

「ウクライナとともに」

ワシントン

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(写真)「ウクライナは勝つ」などと唱和しながら行進する参加者たち=25日、ワシントン(石黒みずほ撮影)

 【ワシントン=石黒みずほ】ロシアによるウクライナ侵略開始から24日で1年を迎えました。米首都ワシントンでは25日、戦争を継続するロシアを非難し、ウクライナに連帯を示す集会が開かれました。参加者の多くがウクライナ国旗を持ち、「ウクライナと共にある」「戦争やめろ」などと書いたプラカードを掲げました。

 集会で発言した国務省ヨーロッパ・ユーラシア局のカレン・ドンフィールド国務次官補は、国連総会がロシア軍の即時撤退などを求める決議案を141カ国の賛成で採択したことに言及。「主権や領土保全を尊重することを原則とした国連憲章を守る世界的な連帯を示した」と強調しました。「たった1人の決断でこの戦争は止めることができる」と、ロシアのプーチン大統領に訴えました。

 集会後、参加者は「ウクライナは勝つ」「ウクライナに栄光を」と唱和しながら、ロシア大使の自宅前まで行進。手を振って声援を送る通行人もいました。

 デーブ・トラウブさん(42)は、ウクライナに多くの友達がいると話します。「ウクライナは一人ではないと示したかった。戦争を終わらせるのは単純。ロシア軍は撤退すべきだ」と述べました。

 「ウクライナの人たちの痛みがよくわかる」と話すイネス・マギーさん(40)は、バルト3国のエストニア出身です。「女性や子どもまでも攻撃して、強い怒りを感じる。私たちは勝つために結束しなければならない」と話しました。

核使用ノー 外交交渉を

ロンドン

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(写真)「核戦争にノー」と書いたプラカードを掲げ行進する人たち=25日、ロンドン(桑野白馬撮影)

 【ロンドン=桑野白馬】英ロンドンで25日、反核団体や平和団体が呼びかけた反戦と平和集会が開かれ、数千人が市内を行進しました。反核平和団体の「核軍縮運動」(CND)は、ロシアのウクライナ侵略を国際法違反だと批判し、戦争が長期化するなか、ロシアの核使用の脅威が高まっていると指摘しました。「外交による戦争終結に向け交渉を開始すべきだ」と訴えました。

 参加者は「戦争にノー」と書いたプラカードを持ち、「平和を実現しよう」と唱和しました。CNDのケイト・ハドソン事務局長は、戦争が長期化するなか「欧州全土で対話と平和を求める声が広がっている」と強調。「政府は市民の声に耳を傾け、火に油を注ぐのをやめるべきだ」と主張しました。

 CNDで活動するフィリップ・アーンドさん(45)は「軍事対応だけでは緊張が激化する一方だ。広島と長崎の原爆被害を繰り返してはいけない」と指摘。外交的解決に向けた英政府の動きが見えないと不満を語りました。

 軍事費を大幅に増やす各国の対応に抗議の声が上がりました。アンスィーさん(45)は「いろいろな物がなんでも高くなって、生活が苦しくなった。国民は置いてきぼりだ。兵器への投資より賃金引き上げを」と訴えました。

 集会は、英国内の反戦・反核団体で構成する「戦争阻止連合」が主催しました。同連合は声明で、ロシアの侵略を批判。北大西洋条約機構(NATO)の東方拡大がロシアに脅威を与えたと認めるべきだと主張しました。

 その上で、米国が「テロとのたたかい」を口実に、世界規模で武器輸出を拡大してきたと指摘。現在はロシア、中国を念頭に「新たな冷戦」を仕掛けているとして「緊張の高まりは、帝国主義の軍事的・経済的ライバル関係の産物だ。もしそれに反対しなければ、より大きな戦争に巻き込まれる」と警鐘を鳴らしました。


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