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2023年2月27日(月)

統合防空ミサイル防衛

米軍は「先制攻撃」を宣言

BS番組 志位委員長の国会質問に注目

 日本共産党の志位和夫委員長は26日、BSテレ東「日曜サロン」に出演し、岸田政権が狙う敵基地攻撃能力の保有と大軍拡の危険な正体と違憲性について語るとともに、野党共闘再構築の課題、130%への党勢拡大への努力や党指導部の選出のありかたなどについて、質問に答えました。聞き手は芹川洋一日本経済新聞論説フェロー。(発言大要)


 日本を取り巻く安全保障環境をどう見るかを問われた志位氏は「きな臭い問題があることは事実です。けれども、解決方法で戦争という選択肢はありえない。やはり、外交で解決するしかない。(政府が)肝心の外交をやらないで、軍事一辺倒になっている。これが一番の問題です」と主張しました。

 志位氏は、岸田政権が進める敵基地攻撃能力保有は、米国の「統合防空ミサイル防衛」=IAMDに参加するためだとし、IAMDの基本方針では国際法違反の先制攻撃を宣言し、米軍と同盟国が「切れ目のない融合」のもとで活動することになると強調しました。

 番組は、志位氏が国会質問で提示した米統合参謀本部のIAMDの基本方針について、映像資料を大写しで放映し、公共インフラを攻撃対象とすることや、先制攻撃が柱の一つとなっていることに注目しました。

 志位氏は「専守防衛」を投げ捨て、長射程のミサイルという「矛」を持てば「地域の緊張を高める」と警告。軍事対軍事の悪循環ではなく「地域の全ての国を包み込む形での、包摂的な平和の枠組み」をつくっていく外交ビジョンを示し、平和の外交努力こそ重要だと述べました。

 テレ東のニュースサイトで録画が見られます。https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/sundaysalon/vod/post_269088


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