しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年2月26日(日)

沖縄県民投票4年イベント

基地・人権語り合う

名護・若者らトーク

写真

(写真)基地問題、人権などについて語り合ったトークイベント=24日、沖縄県名護市

 米軍新基地建設に伴う沖縄県名護市辺野古の埋め立ての賛否を問う2019年県民投票から4年を迎えた24日、投票を成功させようと取り組んだ若者らによるトークと音楽のイベント(実行委員会主催)が同市で開かれました。

 同市で交流スペースを運営する具志堅秀明さん(29)、県民投票の会の代表を務めた元山仁士郎さん(31)、黒人差別の歴史などを発信する親富祖(おやふそ)愛さん(40)らが登壇。ネットで発信力のあるインフルエンサー、ひろゆき氏による辺野古の座り込みへの侮辱発言が拡散したのをはじめ、基地反対の民意が沖縄の歴史を知らない人たちに正しく伝わらないことについて語り合いました。

 具志堅さんは「(基地の被害をなくし)当たり前に生きたいだけなのに、なぜ沖縄は国に強く反発しているという解釈ばかりがいつも広まるのか」と疑問を投げかけました。

 親富祖さんは、多くの人が沖縄の美しい自然に愛着を持つ一方、その自然を壊す基地には関心を向けない人が一定いるとして「搾取ではないのか」と指摘。人権について考えてほしいと訴えました。

 元山さんは、沖縄蔑視を助長する動きの裏で、南西諸島の軍事要塞(ようさい)化が進められようとしていると強調。「住民一人ひとりのことは考えられていない。新たな戦前の状況についてもこれから一緒に考えていきたい」と語りました。


pageup