2023年2月25日(土)
広島湾で日米訓練ノー
共同センターなど県へ要請
![]() (写真)県(左側)へ、広島湾での日米共同訓練中止を国に求めてほしいと要請する参加者(右側)=24日、広島市 |
防衛省が、海上自衛隊と米海軍との日米共同訓練を広島湾で実施すると発表したことを受け、日本共産党広島県委員会も加盟する憲法と平和を守る広島共同センターら5団体は24日、県庁を訪れ、広島湾での日米共同訓練の中止を国に求めるよう要請しました。9人が参加しました。浜田靖一防衛相にも中止を求める要請文を送付しました。
共同訓練は、27日から3月12日までの2週間で、海上自衛隊呉基地所属の輸送艦「おおすみ」と米海軍のドック型輸送揚陸艦「グリーン・ベイ」の訓練が計画されています。広島湾での日米の共同訓練はこれが初めて。
湯崎英彦知事にあてた要請書では、今回の共同訓練は「県民にとって寝耳に水の衝撃の出来事」であり、2014年1月に広島湾で起きた「おおすみ」と釣り船との犠牲者も出た追突事件も記憶に新しく「大変危惧しており、同時に世界最初の被爆地ヒロシマのすぐ近くでこのような戦争準備が進むことに強い懸念を抱いている」と訴えています。
県原水協の高橋信雄代表理事は戦争への緊張を高める訓練で「平和を守ることはできない」と力を込め、日本共産党の大平喜信副委員長は「被爆地ヒロシマで、戦争準備の訓練は断固許さない」と声を上げました。
応対した県国際課の野田隆司主査は「安全対策を十分してほしいと、中国四国防衛局へ要請した」と答えました。









