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2023年2月25日(土)

ミサイル部隊に危惧

沖縄 うるま市民の会「説明会を」

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(写真)住民説明会の開催を訴える「ミサイル配備から命を守るうるま市民の会」の人たち=24日、沖縄県嘉手納町

 沖縄県うるま市の陸上自衛隊勝連(かつれん)分屯地への地対艦ミサイル部隊の配備計画をめぐり、「ミサイル配備から命を守るうるま市民の会」は24日、防衛省沖縄防衛局を訪れ、配備反対を訴えるとともに、住民説明会を開催するよう要請しました。

 市民の会が提出した要請書では、岸田文雄政権の安保3文書で敵基地攻撃能力の保有、長射程のスタンド・オフ・ミサイルの導入が示されていると指摘し「攻撃する相手の拠点を攻撃するのが戦争の原理・原則であることは沖縄戦で明らかだ」と強調。「ミサイル部隊の配備に大きな不安と強い危惧の念を抱いている」として説明会開催を求めました。

 応対した宮崎順・沖縄防衛局次長は「住民説明会は現時点で開催する予定はない」と述べました。

 市民の会の照屋寛之共同代表は、勝連分屯地周辺には四つの学校・保育園があるとして「住民からすれば言語道断の計画だ」と強調。説明会を開かないことは「住民の不安を軽視している」と批判しました。

 参院会派「沖縄の風」の伊波洋一議員、日本共産党の金城加奈栄うるま市議も同席。防衛局前では抗議集会も開かれ、参加者が「住民の納得がなければ配備しないのが民主国家だ」と訴えました。


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