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2023年2月25日(土)

カード未取得 窓口負担増に

厚労相 健保「資格確認書」めぐり

 加藤勝信厚生労働相は24日の記者会見で、健康保険証と一体化したマイナンバーカードを取得しない人に発行する「資格確認書」をめぐり、患者が支払う窓口負担を高くする考えを示しました。カードの普及ありきで、情報漏えいなどが不安で取得しない人たちに“ペナルティー(罰則)”を科すものです。

 加藤厚労相は従来の保険証を来年秋に廃止する計画をふまえ、資格確認書について「現在の保険証の扱いと同様になると考えている」と表明。従来の保険証と同様に、資格確認書を使う患者の窓口負担をカード利用者より割高にする考えを示したもので、「マイナ保険証の利用促進をしっかり進めていきたい」などと述べました。

 すでに昨年10月から、カードを保険証代わりに利用できる医療機関・薬局を従来の保険証で利用した場合、カード利用者より窓口負担が割高に設定されています。今年4月から12月末までの間はさらに値上げへ。窓口3割負担の場合、初診時はカード利用者より12円高く、再診時は6円の負担増となります。来年1月から秋までの負担と、その後に運用される資格確認書がいくら高くなるかは今後検討される見込みです。


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