2023年2月23日(木)
駅設備削減を告発
穀田議員“対JR西対策早く”
衆院予算委分科会
![]() (写真)質問する穀田恵二議員=21日、衆院予算委分科会 |
日本共産党の穀田恵二議員は21日、衆院予算委員会分科会で、JR西日本が進めるコスト削減、「駅のコンパクト化」問題を取り上げました。
JR和歌山線では一昨年から、「旧駅舎の撤去」「トイレやホーム屋根の撤去」が相次いでいます。熊野古道のアクセス拠点となっている布施屋駅や田井ノ瀬駅では、駅前の家にJR利用者がトイレを借りにくる、ホーム屋根の撤去で雨の日には傘をさして満員電車を待つなど、周辺住民や通勤客、高校生からの深刻な実態が報告されています。
穀田氏は、日本共産党和歌山市議団が取り組むアンケートや対話活動で、「なぜ屋根まで撤去したのか」「ずぶぬれの傘を持ち込むと乗客に白い目でにらまれ、とても嫌な思いになった」など高校生から寄せられた声を紹介。JRが「コスト削減」を理由に駅のコンパクト化を進めていることに対し、「JR西日本の2022年の連結決算は純利益が837億円、21年度の内部留保も7417億円にのぼる。コスト削減一辺倒で、公共交通を担うJRが住民サービスを切り捨て社会的責任を放棄することは重大問題だ」と追及しました。
斉藤鉄夫国土交通相は「鉄道事業者の構造改革の一環」などと答弁。穀田氏は、「国として、改善への何らかの手だてを打つべきだ。国交相として早急に行動すべきだ」と強く求めました。









