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2023年2月23日(木)

辺野古へ土砂運ぶな

「沖縄を再び戦場にしない」

沖縄・本部町塩川地区 海上搬出に抗議

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(写真)作業開始前の時刻にもかかわらず土砂を運び込もうとする車両に抗議する人たち=22日、沖縄県本部町

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設に反対する市民らは22日、辺野古埋め立て用の土砂の海上搬出が行われる同県本部(もとぶ)町の塩川地区で抗議行動に取り組みました。

 塩川地区は、名護市の安和(あわ)桟橋とともに、大型車両数百台分の土砂が連日、採石場から港に陸運され、輸送船への積み込みが強行されています。これに対し、少しでも土砂搬出を遅らせようと有志が日常的に抗議を続けています。

 本部町島ぐるみ会議は21、22両日に集中的に抗議を行う「塩川デイ」として、多くの参加者の結集を呼びかけ、22日には県内外から178人が参加しました。

 週2回、海上搬出への抗議に通う男性(74)=北中城(きたなかぐすく)村=は「軟弱地盤が存在する辺野古に基地は絶対に造れない。莫大(ばくだい)な税金のムダ遣いで沖縄を再び戦場にする基地建設を許すわけにはいかない」と語りました。

 新潟市から駆け付けた女性(75)は「沖縄だけの問題ではなく、私たち一人ひとりの問題という思いから、じっとしていられませんでした。基地を造らせるのは戦争に加担してしまうことになる」と訴えました。

 同会議によると、通常の少ない人数での抗議では大型車両600台分以上の土砂が運び込まれるものの、22日は331台分にとどめたといいます。


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