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2023年2月23日(木)

23統一地方選 激戦区から

神戸市東灘区 県議選・市議選

住民の切実な願い実現の力

党3議席 再び議会へ

 3月23日の9道府県知事選の告示で始まる統一地方選・前半戦まで1カ月となりました。兵庫県議選・神戸市議選(3月31日告示・4月9日投票)の同市東灘区選挙区では、日本共産党から県議選に現職の、きだ結予定候補、市議選にはいずれも現職の、松本のり子、西ただす両予定候補が挑みます。住民の切実な要求を実現してきた3議席の絶対確保に向け猛奮闘しています。(森糸信)


写真

(写真)宣伝する(右から)きだ、西、松本の3予定候補=神戸市東灘区

 同選挙区の県議選(定数3)には自民党と無所属の現職に加え、日本維新の会の新人が立候補予定。2回連続3位当選だったきだ予定候補にとっては、かつてない厳しい選挙戦です。市議選(定数9)では、定数1減のなか、自民3人、公明党1人、立憲民主党1人、さらに現有2議席の維新が3人を擁立するなど、計15人前後が立候補する大激戦区の一つです。

大軍拡に怒り

 各党は、既に選挙本番並みの活動量で、早朝の駅頭は場所の取り合いになっています。松本市議が街頭で、岸田政権による5年で43兆円の大軍拡を批判していると、男性が「自分が納めた税金が軍事費に回るのは腹が立つ。がんばってくれ」と声を掛けてきました。岸田政権の大軍拡・大増税に怒りが広がっています。

 日本共産党は、強く大きな党をつくって選挙をたたかおうと、支持者に率直に協力をお願いする「折り入って作戦」や、その中で入党、「しんぶん赤旗」読者を広げる活動に奮闘。日本共産党の勝利で、「住民の要求を実現してきた議席を再び議会へ送ってほしい」と訴えています。

 日本共産党は、県議選全体で、現有5議席から8議席以上へ、市議選では、議員総定数4減のもとで、現有9議席の絶対確保と、中央区での議席奪還を目指しています。

地図

補聴器補助も

 きだ県議は2011年の初当選以来、みんなで食べる温かい神戸の中学校給食実現へ、署名を集め、県議会で再三要求。ついに冷たい弁当から温かい全員給食への改善が決まりました。また、中学卒業までの医療費無料化を一貫して訴え、県の助成が拡大しました。全国初の県制度が実現した補聴器購入補助は、きだ県議の発案で、18年12月議会に党県議団が購入補助を国に求める意見書を提案し、全会一致で可決。以来、国と県に制度創設を求めてきました。

 きだ県議と松本市議、西市議は、市民の相談を受けて22年1月、共通テスト受験生を狙う痴漢の防止対策を鉄道会社や県警に要請。電車内や駅構内で「痴漢は犯罪」などのアナウンスが実現。さらに取り組みを進めた結果、市交通局と県警が「迷わず110番!」のポスターを作成し、県警は女性鉄道警察隊員を7人増員しました。

 神戸市は来年4月から、経済的理由で就学が困難な児童生徒を支援する就学援助の対象者を、市立だけでなく、私立小中学校などの児童生徒にも拡大する方針を決めました。これは昨年11月、きだ県議と松本市議が子育て署名をしている時、相談を受けたのがきっかけです。きだ県議が文部科学省に問い合わせ、私立学校でも就学援助は受けられることを確認しました。当初、市側は「私立中学校に通えるなら、就学援助は必要ない」「個々の自治体で決めることだ」という認識でしたが、党議員が繰り返し働き掛け、実現しました。

 東灘区の六甲アイランドでは、商業施設が相次ぎ撤退し、にぎわいの回復が課題となっています。きだ県議と西市議は、住民アンケートや地域住民との懇談、議会質問を通じて、買い物難民を出さないよう訴えて、スーパーの誘致も進めてきました。西市議は16年間、毎日駅頭宣伝に出ていて、市民との対話を広げています。


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