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2023年2月22日(水)

ガーシー氏 懲罰決定

「公開議場で陳謝」全会一致で

井上議員が討論

写真

(写真)ガーシー議員への懲罰について採決する参院懲罰委員会=21日

 参院懲罰委員会は21日、昨年夏の参院選当選後、一度も登院していないNHK党のガーシー議員の懲罰事案について採決し、「公開議場における陳謝」に科すことを全会一致で可決しました。22日の本会議で議決されれば、参院での懲罰は9例目。「陳謝」は初めてです。

 21日の懲罰委では、NHK党の浜田聡参院会派代表が代理議員として弁明し、ガーシー氏は「不当な拘束を受ける可能性があり帰国、登院しない」などと述べました。

 懲罰委での討論で日本共産党の井上哲士議員は、「憲法43条は、『両議院は、全国民を代表する選挙された議員でこれを組織する』と定めており、議員は全国民の代表として院および国会を構成しその活動に参加する責務を負う」「国会法第5条が国会議員に召集に応じる義務を課しているのも国民の負託に応える活動をする上で応召が前提となるからだ」と指摘し「これに反するガーシー議員の行為は国会議員としての資格が厳しく問われる」と主張。「院内の秩序を乱し院の信用を失墜させる行為であり、これまでの言動を謝罪し真摯(しんし)に反省することが必要」だとして、「陳謝の懲罰を科すべきである」と表明しました。

 ガーシー氏が本会議での「陳謝」に応じない場合、尾辻秀久議長が再び懲罰委員会に付託し、改めて処分が協議されます。

 国会法が定める懲罰は重い順で(1)除名(2)登院停止(3)陳謝(4)戒告の4種類です。


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