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2023年2月22日(水)

日本の兵器が命奪う

武器供与 JVCが危険性訴え

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(写真)問題提起する今井高樹日本国際ボランティアセンター(JVC)代表理事(右)と(左へ)発言者の畠山、望月の各氏=21日、参院議員会館

 日本国際ボランティアセンター(JVC)は21日、国会内で集会を開き、政府が昨年末に閣議決定した安保関連3文書にもとづいて、外務省が政府開発援助(ODA)とは別に他国の軍に対して武器や軍事インフラの供与を進めようとしていることについて、問題点や危険性を訴えました。

 JVCの今井高樹代表理事は「事実上、ODAで堅持してきた『非軍事原則』の破棄だ」と指摘。「これまで軍事支援をしてこなかったことが、国際協力の現場での安全につながっていた」と語りました。

 ピースボートの畠山澄子共同代表は「日本製の武器がどこかで人の命を奪うことにつながりかねない」と危機感を表明。日本が堅持してきた平和主義と全く性質の異なるものだとして「私たち市民が声を上げなければならない」と述べました。

 集会では、東京新聞の望月衣塑子記者が「非ODAの他国軍支援について」と題して報告しました。安保3文書と連動して非ODAの他国軍支援が新設された経緯などを説明。政府・自民党関係者が「悲願成就」「今後どんどん拡大する」と語ったことなどを告発しました。

 集会には日本共産党から井上哲士、紙智子、山添拓の各参院議員が出席しました。


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