2023年2月20日(月)
教育予算 増額こそ
各地の活動報告 全教大会終わる
![]() (写真)団結して頑張ろうと声を合わせる大会参加者=19日、東京都内 |
全日本教職員組合(全教)定期大会は19日、職場での対話・要求練り上げを基礎に長時間過密労働の解消、軍拡ではなく教育予算の大幅増額などの運動方針を採択して閉会しました。
2日間の討論で、教員未配置の問題で、奈良、兵庫の代表は県独自の「先読み加配」を勝ち取った地道な活動を紹介しました。
高校の統廃合問題で福島、富山、愛媛から発言があり、北海道の代表は「長年の運動と地元の『最後の1校はつぶせない』の声が合わさり、道教委の文書から『適正規模』の記述が無くなった」と語り、兵庫の代表は「2万人超の署名で特別支援の統廃合計画を止めた」と報告しました。
全国私教連の代表は「私学の無償化は道半ばだ。当事者の声を集め、前進させていこう」と訴えました。
公立高入試の問題で東京と広島の代表が発言。東京の代表は、民間英語スピーキングテスト導入に怒りの声が集まっていると報告しました。
京都、山口から非常勤講師の処遇改善の取り組み、北海道の私学や茨城の栄養職員部から新たな組合結成が報告されました。
埼高教の代表は、生徒の文化部創設の要求から出発した学校作りに、教職員が引き込まれ共に育った実践を紹介。「子どもを真ん中にした民主的な学校運営が、子どもも学校も育てている」と語りました。
新役員は次の通り(敬称略、新以外は再任)。委員長=宮下直樹▽副委員長=金井裕子(新)、山口直之、波岡知朗、石田孝浩▽書記長=檀原毅也









