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2023年2月20日(月)

維新 憲法審めぐり脅し

改憲へ危険な動き

 今国会初の衆院憲法審査会が3月2日に開催されることが決まりました。憲法審をめぐり日本維新の会が改憲に向けた危険な動きをむき出しにしています。

 「迷惑をかけている認識はあるのか」―。日本維新の会の馬場伸幸代表は16日、憲法審幹事懇談会での協議中に日本共産党と立憲民主党に対し、こう言い放ちました。前週8日、自民党などが衆院憲法審査会の開催に向けた協議を一方的に進めようとしたことに共産、立民両党が抗議し、幹事懇談会を欠席したことへの発言です。

 これまで憲法審開催の協議は、与野党合意のもとで進められてきました。ただ、昨年の通常国会では予算委員会中には開催しないという慣例を破って憲法審を強引に開催。こうした昨年の事例をもって馬場氏は「本来なら、予算委中にも憲法審をやるべきだ」と開催を迫りました。

 馬場氏の発言に先立ち、維新の藤田文武幹事長は8日の記者会見で、予算審議中の憲法審開催に応じない方針だった立民について「国会戦略の上で開催・審議拒否を仮にするのであれば、政策合意等々、全部ご破算にしたほうが良い」と国会内での立民と維新の協調路線を見直すとけん制していました。

 その後、馬場氏も16日の記者会見で、「3月2日以降もいろいろな屁理屈を言って妨害することになれば、協調を見直しせざるを得ない」と脅しをかけるなど、“協調関係”を人質に憲法審の定例開催を強引に進めようとけしかけています。


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