2023年2月19日(日)
軍拡でなく教育無償に
長時間労働解消めざす 全教大会始まる
![]() (写真)あいさつする宮下委員長(壇上中央)=18日、東京都内 |
全日本教職員組合(全教)は18日、東京都内とオンラインを結んで定期大会を開催しました。教員の長時間労働の解消や大幅増員、岸田政権による大軍拡に反対するたたかいなどについて討論し、方針を確立します。19日まで。
あいさつした宮下直樹委員長は、「物価高騰のなか、給食費無償化や教育費負担軽減が急速に進んでいる」として、いっそうの運動を呼びかけました。
岸田政権の安保3文書に「わが国と郷土を愛する心を養う」と明記されていることを告発し、「愛国心押し付けにつながるものだ。“教え子を再び戦場に送るな”の決意を胸に、軍拡でなく教育無償化など教育・子育てに予算をの声をあげよう」と強調しました。
教育デジタル化の問題で「学びや成長記録などの教育データは人権そのものだ」とし、十分な検証なしで進む実態を批判。教職員未配置、長時間・過密労働の改善へ、給特法改定が議論されているとし「時間外手当支給が可能となる仕組み、教職員の増員を求めよう」と訴えました。
檀原毅也書記長が運動方針案を提案。教職員の大幅賃上げ▽「新たな研修制度」の管理強化阻止▽学校統廃合ストップ▽ジェンダー平等▽憲法をいかす共同―なども提起しました。
討論で、千葉の代表が「教員未配置問題で県民の会を立ち上げ、昨夏、地域に実情を伝える100人規模のフォーラムを開催した。署名も3万人分近く集まるなか、県の採用の大幅増につながった」と報告しました。
日本共産党の山下芳生副委員長が来賓あいさつしました。









