しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年2月18日(土)

米軍機 またタンク投棄

青森・三沢 共産党地区委が抗議

写真

(写真)抗議文を手渡す奥本市議(右)=17日、青森県三沢市

 青森県の米軍三沢基地所属のF16戦闘機が15日に、太平洋沖に燃料タンクを投棄していたことが明らかになりました。この問題を受け、日本共産党上十三地区委員会と三沢市委員会は17日、米軍司令官あてに同機の撤退を求める抗議文を三沢市にある東北防衛局三沢防衛事務所に提出しました。

 県によると、15日午後4時20分ごろ、訓練中の機体が緊急事態に陥り、青森県沖に燃料タンク2個を投棄。東北防衛局を通じて県に連絡があったのは16日夕方でした。

 同基地所属のF16をめぐっては、2021年11月に、深浦町の民家近くに燃料タンク2個を投棄する重大事故が発生。その以前にも、シジミ漁中の小川原湖(東北町)への燃料タンク投棄(18年2月)や、六ケ所村の小中学校近くの民有地に模擬弾落下(19年11月)と、危険な事故が繰り返されています。

 三沢事務所を訪れた市川俊光地区委員長・東北町議と、奥本菜保巳三沢市議は「F16戦闘機の飛行自体が住民の命と暮らしを脅かすものであり、安心して生活を送ることは困難」と厳しく抗議しました。

 原因と対応策を明らかにすることと、F16の飛行停止、三沢基地からの撤退を求めました。文書を受け取った三沢事務所の担当者は「米軍からの新しい情報はない」と答えました。


pageup