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2023年2月17日(金)

話し合いで解決を

気球問題 志位委員長が指摘

 日本共産党の志位和夫委員長は16日の記者会見で、防衛省が日本領空で確認された飛行物体を中国の無人偵察用気球と「推定」したことを踏まえ撃墜する場合の武器使用基準を見直す考えを示したことについて問われ、「この問題は話し合いによって解決されるべきだ」と主張しました。

 志位氏は「米中の関係も日中間においても、話し合いによって解決していくべき問題だ。その努力なく軍事で構えるのは賛成しかねるというのが私たちの立場だ」と語りました。

 さらに「防衛省は2月14日になって、2019年、20年、21年に日本の領空内で確認されていた気球型の飛行物体について、『無人偵察用気球であると強く推定される』と発表しているが、あくまでも『推定』だ。それがどういうものであるか事実を確かめる作業が必要だ。両国の外交ルートでまずきちんとやって、その上で、どう対処するのかについてよく話し合うのが大事ではないか。その努力もせずにいきなり軍事となると、それが契機となり、地域緊張の激化の一つのきっかけになるのは良くない」と指摘しました。


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