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2023年2月16日(木)

カジノは不幸を踏み台にする

長崎県民ネットが署名行動

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(写真)呼びかけに応え署名する市民=14日、長崎市

 長崎県と佐世保市が同市の「ハウステンボス」に誘致を狙うカジノを中核とする統合型リゾート施設(IR)に反対する「ストップ・カジノ!長崎県民ネットワーク」は14日、長崎市の繁華街で宣伝・署名行動を行い、大石賢吾知事にあてた「区域認定申請の取り消しを求める」署名を呼びかけました。

 6人が参加。「人の不幸を踏み台にするカジノいらんばい!」と書かれたビラも配布しました。

 かつて金融関係の仕事をしていた男性(57)は「ギャンブルで家庭崩壊した人などを数多く見てきた。カジノは賭博で絶対いらない」とサインし、幼稚園児と乳児を連れた女性(39)は「ハウステンボスは子どもと一緒によく行くが、そこにカジノを持ってくるなんておかしい。カジノが来たらもう行けない」と話しました。

 同ネットの有志は、大石賢吾知事を相手取りカジノ誘致をめぐる約1憶1千万円の公金支出は違法だとして、長崎地裁に提訴。オンラインの口頭弁論(非公開)が13日にありました。

 原告の山下優子世話人によると、裁判長は県に対し、国に申請した区域整備計画の内容を示す証拠の提出を求めましたが、県は公開されている資料しか提出しませんでした。


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