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2023年2月15日(水)

地域外交室を設置へ

沖縄 デニー知事が所信表明

写真

(写真)所信表明する玉城デニー知事=14日、沖縄県議会

 沖縄県議会定例会が14日開会し、玉城デニー知事が2023年度の県政運営にあたって所信を表明しました。デニー知事は、ウクライナ戦争や米中対立などの国際情勢を踏まえ、「このような状況だからこそ外交の知恵が求められている」とし、「平和構築に貢献する独自の地域外交を展開するため、地域外交室を設置する」と表明しました。

 デニー知事は「二度と沖縄を戦場にしてはならない」と強調したうえで、沖縄での大軍拡を盛り込んだ岸田文雄政権の安保3文書について「熾烈(しれつ)な地上戦の記憶と相まって、県民の間に大きな不安を生じさせるものだ」と指摘。「アジア・太平洋地域における関係国等による平和的な外交・対話による緊張緩和と信頼醸成、そしてそれを支える県民・国民の理解と行動が、これまで以上に必要になる」と述べ、地域外交室設置の必要性を訴えました。

 米軍普天間基地(宜野湾市)の閉鎖・撤去、名護市辺野古の米軍新基地建設断念など県民の総意を日本政府に求めた建白書の精神にふれ、「知事選や県民投票で県民が一貫して示してきた辺野古新基地建設反対の思いを実現するため、ぶれることなく県民の先頭に立つ」と力を込めました。


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