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2023年2月15日(水)

大軍拡で文教費削減

衆院内閣委 塩川議員が批判

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(写真)質問する塩川鉄也議員=10日、衆院内閣委

 日本共産党の塩川鉄也議員は10日の衆院内閣委員会で、大軍拡予算を確保するための「歳出改革」について質問し、文教費や公共事業費を削減させる仕組みになっていることを明らかにしました。

 政府は「歳出改革」だなどとして、2023年度からの5年間で非社会保障分野から3兆円を捻出し軍事費に回す計画です。

 塩川氏は、「23年度は2000億円、24年度は4000億円、25年度は6000億円、26年度は8000億円、27年度以降は1兆円削減するのか」と質問。財務省はその通りだと認めました。

 塩川氏は、非社会保障費の大部分を占めるのは文教費や公共事業費だとして、「大軍拡によって文教費が大幅に減らされるのではないか」と質問。財務省は「23年度予算で文教費は129億円増やした」と答弁しました。

 塩川氏は「物価高騰の中で実質マイナスだ」「この仕組みでは文教費を増やすことはできない」と指摘し、「岸田首相が言う子ども予算倍増に文教費は入っていないということか」と追及。松野博一官房長官は「必要な施策を実施していく」などとして、正面からは答えませんでした。

 塩川氏は、教育や暮らしの予算を削る大軍拡を撤回せよと主張しました。


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