2023年2月11日(土)
日韓の議員団が意見交換
歴史問題解決に尽力
紙議員が表明
 （写真）意見交換する韓国議員団（右側席の５氏）と日韓議員連盟の６氏（奥から２人目は紙智子議員）＝10日、衆院第１議員会館 |
日韓議員連盟は１０日、国会内で、李光宰（イ・グヮンジェ）国会事務総長ら韓国議員団との懇談会を開き、「日韓の未来の協力の在り方」をテーマに意見交換を行いました。日本共産党から紙智子参院議員（同議連・女性委員会所属）が出席しました。
紙氏は、１９９８年の「日韓パートナーシップ宣言」に基づいて「歴史課題を解決する具体的な努力が求められており、私たち自身も力を尽くしていかなければいけない」と述べました。
韓国議員団の朴大出（パク・デチュル）団長は「金大中（キム・デジュン）・小渕宣言の最も重要な精神は、過去を超え未来へ行こうというものだった。しかし現実的に、両国関係が未来に向かうことを阻害しているのも過去の問題だ」と指摘。「私たちの目標と現実との差を縮めていくこと、それが政治、私たち議会が進めるべきことであると思っている」と語りました。
また、紙氏は、昨年１２月に日韓議連の女性委員会が交流した際、両国の経済発展にとって女性の社会的地位の向上が重要であるにもかかわらず、女性の国会議員の割合が両国ともに低いことが分かったと表明。「互いの国で協力しながら、前進させなければいけないということを確認できてよかった」と発言しました。
