2023年2月8日(水)
トルコ・シリア地震死者5000人超
懸命の捜索続く
【カイロ=秋山豊】トルコで6日に発生した大地震で大きな被害が出たトルコ南部・南東部やシリア北部で、7日も捜索活動が続きました。ロイター通信によると、両国での死者数が5000人を超えました。
トルコの死者数は当局によると3419人。内戦が続くシリアはアサド政権支配地域と反体制派地域合わせて1600人以上が亡くなりました。
多くの人が崩壊した建物のがれきの下敷きになっています。救助隊が懸命に捜索を続けています。
被災地は厳しい冬。カフラマンマラシュ県などは大雪に見舞われており、救助活動がいっそう困難になっています。
トルコでは約6000棟の建物が倒壊。現地メディアによると、南部ハタイ県で7日、がれきの下から生後2カ月の乳児が29時間ぶりに救出されました。カフラマンマラシュ県でも14歳の少年が地震発生から24時間ぶりに助け出されました。
トルコ南部を震源とする今回の地震は、6日午前4時17分に発生し、マグニチュード(M)は7・8。同日午後1時24分にM7・5の余震も続き、建物が新たに倒壊しています。