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2023年2月7日(火)

敵基地攻撃の拠点化に反対

沖縄 司令部壕保存の会声明

 沖縄戦で日本軍司令部がおかれた地下壕(ごう)を平和発信の場として保存し、公開することを求める「第32軍司令部壕の保存・公開を求める会」が6日、県庁内で会見し、沖縄を再び戦場にしようとする岸田自公政権の敵基地攻撃の拠点化に断固反対するとの声明を発表しました。

 声明は、会の運動が戦争準備のもとで自衛隊の司令部地下化を支援しているかのような誤解も広がっているとして、「我々が希求するのは、今回の自衛隊の計画とは全く異なる『平和への道』である」と強調。沖縄戦の教訓は「命(ぬち)どぅ宝」(命こそ宝)であり、軍隊は住民を守らないことだと述べ、国家間の対立は外交によって解決すべきだと求めています。

 沖縄戦当時、学徒として陣地構築に動員された瀬名波栄喜会長(94)は「14歳以上の多くの学徒が男女とも戦場に駆り出され、犠牲になった。沖縄が戦場になれば同じようなことが起きかねない」と語りました。

 垣花豊順副会長(89)は「県民の力で未来の戦争は阻止しようという気持ちで、玉城デニー知事とともに、沖縄を戦場にしない運動をしていきたい」と話しました。


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