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2023年2月7日(火)

共産など謝罪・説明を要求

秘書官差別発言 官房長官がおわび

 首相秘書官を更迭された荒井勝喜氏による性的少数者や同性婚に関する差別発言をめぐって、日本共産党や立憲民主党などは6日の衆院予算委員会の冒頭で、松野博一官房長官に謝罪と説明を求めました。

 根本匠予算委員長がこの要求を拒否し、与野党の合意なしに職権で質疑を開始したため、野党側は抗議して退席、質疑が中断しました。立憲民主党の安住淳、自民党の高木毅両国対委員長が対応を協議。野党を代表した質問に松野氏が政府の見解と謝罪を述べることで合意し、予算委を再開しました。

 松野官房長官は再開された予算委で、荒井氏の差別発言について「国民の皆さまに誤解を生じさせたことは遺憾であり、おわび申し上げる」と発言。「傷つかれた方、不快な思いをされた皆さまに関しては、おわびを申し上げる」と述べました。

 任命責任については「(岸田文雄)首相も申し上げている通り、任命責任を感じている」と答弁。首相秘書官室全体が同性婚に反対しているという趣旨の発言に関しては「そうした事実はない」と否定しました。

 また「(同性婚の法制化は)社会が変わってしまう課題だ」とした首相答弁について、「荒井秘書官は関与していない」と述べました。「答弁の土台は法務省による作成だ。ご指摘があった部分は質疑者と質疑応答を繰り返すなかでの発言」「答弁書の中に文言として記されていたというより、答弁の中で発出した」と説明。法務省の金子修民事局長も「当初予定していた質問の準備としては、そこまで及んでいなかった」と述べ、答弁書にはなかった発言だと述べました。


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