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2023年2月5日(日)

スト構え大幅賃上げ必ず

全労連・国民春闘 各地で行動

3万円10%以上

写真

(写真)大幅賃上げをめざして宣伝する全労連・国民春闘共闘の人たち=4日、東京・JR高田馬場駅前

 全労連・国民春闘共闘委員会は4日、物価高騰を上回る大幅賃上げをめざして、全国各地で宣伝などに取り組むローカルビッグアクションを行いました。東京では、新宿区のJR高田馬場駅前で宣伝し、通行人が次々とビラを受け取りました。

 国民春闘共闘の黒澤幸一事務局長は「世界中の労働者が物価高騰に苦しんでいるが、米国、イギリス、フランスなどでは労働組合がストライキを実施して賃上げを求めている。私たちもストを構えて、月3万円、10%以上の賃上げをめざす」と強調しました。

 医労連の森田進書記長は、岸田政権のケア労働者の賃上げ政策が基本給引き上げにつながっていないとして、「ニューヨークでは看護師たちがストを行い、20%の賃上げと人員増を実現した。私たちもたたかって賃上げを勝ち取る」と表明しました。

 最低賃金を全国一律で1500円にしようとアピールした生協労連の渡辺利賀書記次長は「値上げラッシュで、自分の働く店舗での買い物をためらう状況だ」と指摘し、東京地評の白滝誠副議長は「都内の募集時給はなかなか上がらず、最賃近傍の労働者が増えている」と発言。自交総連東京地連の林悦夫書記長は「タクシー運賃が値上げされているが、運転者の賃金が上がらず、人手不足だ」と、賃上げによる人員確保を訴えました。

 「3万円以上、10%以上」と書かれた横断幕を見ていた37歳の男性は「有名企業が5%程度賃上げとニュースになっていますが、それでは足りません」と話していました。


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