しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2023年2月3日(金)

単身の中高年女性 生活「苦しい」7割

倉林議員と当事者団体が懇談

写真

(写真)シングル女性の貧困対策について懇談する(左から)大矢さん、倉林議員=2日、参院議員会館

 40歳以上の単身女性でつくる「わくわくシニアシングルズ」と、日本共産党ジェンダー平等委員会責任者の倉林明子副委員長・参院議員は2日、参院議員会館で懇談しました。単身の中高年女性の生活困窮が深刻化しているとして、貧困に陥らないための政策、制度に向けて話し合いました。

 同団体は昨年末、40歳以上の単身女性の生活状況調査を公表しました。2345人が回答し、7割が「暮らしが苦しい」と答え、6割が住居費の支払い後の家計に余裕がないと答えました。

 懇談で、団体の大矢さよ子代表は、回答した40代、50代の大半は就職氷河期世代であり、正規職員は40代が51%、50代が42%で、両世代ともに3人に1人が「年収200万円未満」だと発言。困窮を極めるなか「支援もなく、相談機関とつながっていない人がほとんどだ」と話しました。

 また今後、無年金、低年金を招き、さらなる貧困に陥る可能性を強調。男女賃金格差の是正や基礎年金の増額、各種支援体制の充実が必要だと話しました。

 倉林氏は中高年単身女性の貧困問題について「人権、尊厳が否定されている状況です。解決は大きな課題です」として政策や施策の見直しが必要だと話しました。


pageup