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2023年2月1日(水)

食品値上げ 今月5463品目

今年4月までに1万品目超

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 食品値上げの動きが止まりません。上場・非上場の主要食品メーカー195社で4月までに値上げする品目が1万を超えることが、民間信用調査会社の帝国データバンクが31日発表した調査でわかりました。2月単月の値上げは、5463品目に上ります。家計への打撃が続きます。

 31日までに決定した23年中の飲食料品値上げ品目数は、上場する主要105社で1万482品目でした。非上場の主要90社で判明した値上げも1572品目でした。この結果、年内の食品値上げは累計1万2054品目に達しました。このうち4月1日までの累計で1万品目を突破します。22年の値上げでは1万品目に到達するまでにおよそ7カ月かかりました。これにたいし23年は実施ベースで3カ月早く到達する見込みです。

 2月単月の値上げは加工食品を中心に5463品目。22年以降の単月では最多の22年10月(7864品目)に次ぐ2番目の多さで、23年中では最多となります。

 前年の主な値上げ要因だった円安は一服感があります。しかし、引き続き原材料価格の高止まりに加え、物流コストや輸入コスト上昇が続き、製品価格に反映する動きが目立ちます。23年に予定される値上げ品目のうち、原材料高が理由となったものは99・5%(品目数ベース)となり、ほぼ全てで原材料高が理由にあげられました。


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