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2023年1月29日(日)

政治の役割は戦争阻止

テレビ朝日 山添議員が主張

 日本共産党の山添拓参院議員は28日、テレビ朝日の「朝まで生テレビ!」に出演し、岸田政権が進める敵基地攻撃能力の保有と大軍拡をめぐり与野党国会議員らと議論しました。

 山添氏は、岸田政権を「今攻撃されたらどうなるかと不安をあおって、大軍拡に突き進もうとしています」と批判。「ひとたび戦争が起きれば、命が奪われ。街が壊される。戦争をさせないことが政治の役割であり、それは戦争の準備をすることではなく。いかに戦争の無いアジアをつくるのか。そこにこそ道がある」と強調しました。

 山添氏は、敵基地攻撃の保有を「安保政策の大転換」だと指摘し、「専守防衛」に反し、憲法に反すると批判。敵基地攻撃の対象を「相手の指揮統制機能まで」としていることをあげ、「首都機能や防衛省のようなところ、ミサイル発射基地だけではなく攻撃できるようにする」ものだと危険性を明らかにしました。

 山添氏はさらに、安保法制により、「集団的自衛権のもとでの危険が最も現実的であり、深刻だ」と指摘。「日本が攻撃されるかどうかではなく、同盟国アメリカが攻撃される、その着手がある、その段階で自衛隊の敵基地攻撃能力で相手を攻撃するということだ。これは相手にとって事実上の先制攻撃になる」と強調しました。

 司会の田原総一朗氏から、東アジアで戦争を起こさせないためにどうするべきかを問われた山添氏は、中国の覇権主義的な行動を「決して許してならない」と指摘したうえで、「平和をつくるためには、中国もアメリカも巻き込むような枠組みを大事にしていく、つくっていくことだ」と強調。東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国と日米中韓などが参加する東アジアサミットをあげて、「紛争が起きそうになった時、あるいは起きた時に、対話でやめさせるような枠組みにしていく努力が必要だ」と主張しました。


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