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2023年1月26日(木)

“科学が短期的で貧弱に”

日本科学史学会 学術会議声明に賛同

 政府が今国会で学術会議の独立性を侵害する法改悪を狙っている問題で、日本科学史学会は24日、学術会議が政府に方針の再考を求めている声明に賛同を表明し、同学会の木本忠昭会長・東京工業大学名誉教授が声明を発表しました。

 会長声明では、科学者が戦争に動員された歴史に触れ、政府と「問題意識」を共有するよう学術会議に求める政府方針の危険性を指摘。「科学者や科学者組織の独立性がなく、学問の自由が保障されなければ、科学は窒息させられ、政府の顔色をうかがうだけの短期的で貧弱なものとなり、多面性を切り開く科学の本来的な力を社会で発揮させることはできない」と述べています。

 さらに今回の政府方針は、理由を明らかにせず学術会議の会員候補6人の任命を拒否するという「自ら犯した不法行為」の隠ぺいを正当化しようとするものだと批判しています。


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