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2023年1月26日(木)

実質賃金上昇へ転換を

国民春闘・東京春闘が総決起集会

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(写真)「団結頑張ろう」で春闘勝利の意思を固め合う総決起集会参加者=24日、東京都中野区

 2023春闘で物価高騰を上回る大幅賃上げを実現しようと、国民春闘共闘委員会、東京春闘共闘会議は24日夜、東京都内で総決起集会を開きました。

 主催あいさつで東京春闘の矢吹義則代表は、中小企業の7割が原材料高騰分を価格転嫁できず賃上げが難しいとの報道にふれ「大手企業が適正価格の交渉・支払いに応じ、政府が中小企業対策予算を組むことが重要だ」と指摘。実質賃金を上昇に転じさせる社会的賃金闘争を呼びかけました。

 基調報告で国民春闘の黒澤幸一事務局長は「労働基本権を学び、要求書を提出し、最大の交渉力であるストライキを構えてたたかおう」と訴えました。

 各組合の代表が決意表明。福祉保育労の代表は「一時金ではなく昇給が必要だ。国の福祉制度を改善させるたたかいをしよう」と語り、映演労連の代表は「インボイスは延期ではなく中止だ」と強調。東京・港区春闘共闘の代表は「港区には米軍基地がある。大軍拡・大増税を許さない」と発言し、全労連女性部の代表は「男女賃金格差にレッドカード!」とアピールしました。東京地評青年協の代表は「最低賃金の再改定と大幅引き上げが必要だ」と語り、全農協労連の代表は「高騰分を反映させた農畜産物の適正価格を求め、買い支えられる賃上げを実現する」とのべました。

 閉会あいさつで国民春闘の小畑雅子代表幹事は「たたかう労働組合を進化させよう。憲法を生かし、働く者の要求が実現できる道を進もう」と訴えました。


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