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2023年1月22日(日)

核禁条約 米国も署名・批准して

NYで市民が集会 参加国を称賛

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(写真)米国政府に核兵器禁止条約への参加を呼び掛ける歌を歌う集会参加者=20日、ニューヨーク(島田峰隆撮影)

 【ニューヨーク=島田峰隆】人類史上初めて核兵器を違法とした核兵器禁止条約が発効してから22日で2年になりました。米ニューヨークでは20日、発効2周年を前に、条約参加国を称賛し、米国政府に署名・批准するよう求める集会とデモ行進が行われました。ニューヨークの平和団体が共同で主催した行動です。

 核兵器禁止条約は2017年の国連会議で国連加盟国の約3分の2の賛成で採択され、21年1月22日に発効しました。今年11月末には第2回締約国会議がニューヨークで開かれます。

 20日の集会で市民らは「禁止条約は核兵器を違法にした画期的な条約だ。米国が条約に加わるようあらゆることに取り組んで政治を動かそう」「核保有国の圧力にもかかわらず条約に参加した国々の勇気を称賛したい」などと次々に訴えました。

 市民らは国連本部のそばにある米国国連代表部前までデモ行進しました。代表部では条約への参加を求める要求書を提出し、代表部は受け取りました。

 ニューヨークの平和団体は20日の行動に先立って、昨年に条約の締約国になった国々の国連代表部を訪問し、バラと感謝状を届けました。

 集会に参加したサリー・キャンベルさん(81)は「人間の健康や地球環境を破壊する核兵器がある世界と核兵器のない平和な世界ではどちらがいいのか、小さな子どもでも分かることです。バイデン大統領には核兵器の恐ろしさをもう一度考えてもらい、禁止条約に参加してほしい」と話していました。


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