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2023年1月20日(金)

ジェンダー不平等 構造的な解消こそ

各党女性議員 クオータ制勉強会

田村智子氏が参加

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(写真)超党派女性議員による「クオータ制実現に向けての勉強会」で発言する田村智子参院議員(左から3人目)=19日、衆院第2議員会館

 日本共産党の田村智子政策委員長(参院議員)は19日、国会内で開かれた超党派女性議員による「クオータ制実現に向けての勉強会」に参加し、各党女性議員と意見を交わしました。

 田村氏は、女性議員をいかに増やすかという議論の原点は「ジェンダー不平等を解消する、これが政治の主課題になっているかということだ」と問題提起。岸田文雄首相は「異次元の少子化対策」と言うが、ここまで少子化が深刻になったのは「女性が多く働く仕事が非正規にされ、家族的責任を女性に押し付けてきた構造的問題がある」と発言しました。

 その上で、なぜジェンダー平等を進めなければならないのかを「党の中枢が議論しているか」が重要だと指摘。日本共産党は2020年の党大会でジェンダー平等を掲げて以来、全党で積極的に議論していると述べました。

 田村氏はさらに、「選挙制度を議論するときに、女性をいかに増やすかという議論が抜け落ちることは国際的にありえない」と強調。日本ではまともに議論したことがないとして、国会で「議論のテーマにすることを目標にしたい」と表明しました。

 立憲民主党の辻元清美参院議員は、昨年の参院選で同党の女性議員が増えたことで「空気が変わった」とし、「これを衆議院も手を緩めずにやっていけたら」と述べました。

 田村氏は「こういう自主的なところから、国会の議論にしていきたい」と語りました。


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