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2023年1月19日(木)

軍拡・改憲協力に懸念

立民・維新の党首「合意」 穀田国対委員長が会見

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(写真)記者会見する穀田恵二国対委員長=18日、国会内

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は18日、国会内で記者会見し、立憲民主党と日本維新の会の両党首が、通常国会の対応に関する合意文書を交わしたことについて問われ、「大軍拡や憲法改悪、原発推進などでの協力に踏み込むようであれば、わが党と立憲民主党との間に影響が出ることを懸念する」と表明しました。

 穀田氏は、「私たちは維新を野党とみていない」と改めて指摘。維新は敵基地攻撃能力の保有や国内総生産(GDP)比2%の軍事費増に賛成し、さらに指揮統制機能まで含めて敵基地攻撃が可能と主張するなど「自民党より右の立場だ」と述べました。

 しかも、17日には維新の馬場伸幸代表が自民党の茂木敏充幹事長と会談し、改憲、安全保障、エネルギー政策の3分野で基本的な方向性の一致を確認していると指摘。立民がこうした維新との間で政策的な内容でも協力を深めることへの懸念を示しました。

 また、立民と維新が合意した「安易な増税政策」への反対は、「身を切る改革、税と社会保障を含めた歳入歳出の構造改革を実践しないまま」の増税を問題にしていると指摘し、「この文言は、社会保障切り捨てなどを実行するということなのか、懸念を持たざるを得ない」と強調。「『防衛増税に反対』だけでは、岸田政権の目的である大軍拡に歯止めをかけることにはならない」と述べ、大軍拡そのものに反対することが野党に求められていると主張しました。


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