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2023年1月18日(水)

農業・平和壊す政治転換を

農民連大会始まる

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(写真)農民連第25回定期大会であいさつする長谷川敏郎会長=17日、東京都内

 農民運動全国連合会(農民連)の第25回定期大会が17日、東京都内で始まりました。4年ぶりのリアル開催で18日まで。食料と農業をめぐる危機を打開するための幅広い共同をすすめる方針を議論します。(関連)

 開会あいさつした長谷川敏郎会長は「農民が苦悩し、国民が生活に苦しむなか、岸田内閣ほど無為無策の政権に直面したことはない」と批判。大軍拡に対し「子どもたちに必要なのは、ミサイルよりミルクだ。政治転換へみんなで前進に踏み出そう」と呼びかけました。

 藤原麻子事務局長が報告しました。「食料・農業の危機打開へ、市民と野党の共闘の発展、農民連の新しいステージを切り開いてきた」と強調。「食べたくても食べられない人がいるときに大軍拡など論外だ」とし、「戦争する国づくり」を阻止し、戦後最悪の食料危機と気候危機打開へ消費者とともに農業を守る運動をすすめようと訴えました。大規模化・工業化した農業から生態系を生かした農業への転換を掲げる「農民連のアグロエコロジー宣言」(案)が提案されました。

 日本共産党の小池晃書記局長、全労連の小畑雅子議長、新日本婦人の会の米山淳子会長、日本米穀商連合会の相川英一専務理事があいさつ。小池氏は、この2年間のたたかいについて「農民の切実な要求実現でも、食と農を守る共同でも、農業つぶしの悪政の転換でも全国のセンターとしての役割を発揮した」と語りました。


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