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2023年1月17日(火)

母の名に呼びかけ

きょう阪神・淡路大震災28年

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(写真)名前の刻まれたプレートに呼びかける女性=16日、神戸市中央区

 1995年1月17日、死者6434人、全半壊(焼)約47万世帯の大きな被害となった阪神・淡路大震災が発生してから28年を迎えました。

 犠牲者の名前が刻まれた神戸市・東遊園地の「慰霊と復興のモニュメント」には16日も多くの人が訪れ犠牲者をしのんでいました。

 大阪から来た女性(57)は「私の誕生日の翌日に叔母が亡くなり忘れられません。独り暮らしの叔母にもっと会いに行けばよかった、と後悔しかありません」と涙ぐんでいました。

 何人もの幼なじみの名前に触れていた東灘区の男性(41)は「こうやって毎日暮らせていることに感謝しかありません」と語り、中央区で当時80歳の母親が倒壊した自宅の下敷きになり亡くなったという女性(87)は、母の名前に向かい「おかあちゃん、どないしてる」と呼びかけていました。

 宮城県石巻市から追悼行事を手伝いに来た男性(47)は「東日本大震災の時、最初に来たのが神戸の人で、感謝の気持ちでいっぱいです」と話していました。


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