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2023年1月14日(土)

痴漢から受験生守れ

共産党が申し入れ

党道議団

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(写真)申し入れ書を手渡す(左から)菊地、真下、宮川の各氏=12日、札幌市

 日本共産党北海道議団は12日、北海道警察本部へ受験シーズンにおける痴漢加害の防止に関する申し入れを行いました。

 党道議団はこれまで、道議会で痴漢被害対策強化を求める質問を行い、道知事、警察本部長は痴漢や盗撮の被害防止、意識啓発など取り組みを進めていくと表明しています。

 申し入れは、車両の巡回警備強化、加害防止のための周知・啓発、被害を受けた受験生への証明書発行を鉄道・バス会社などが行うよう要請することなどを盛り込んでいます。

 真下紀子道議団長は、「(交通機関のみならず)幅広い場で痴漢・盗撮行為が行われている」と指摘。「交通機関に加え、受験会場までの経路上の警戒にも取り組んでもらいたい」と強調しました。

 菊地葉子、宮川潤の両道議は「警察が厳しく取り締まっていることを広く周知することが犯罪抑止の力にもなる」「思春期に痴漢被害にあうことは心に大きな傷を負う。総力をあげて対策を強化してほしい」と要望しました。

 道警察生活安全部の小島博之指導官は「毎年この時期にインターネットに痴漢をあおるような書き込みがあることは承知している。これまでの発生場所などを参考に、傾向を分析し警戒を強化していきたい」と答えました。

党京都府議団

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(写真)痴漢加害の未然防止を求めて申し入れる党京都市議団(右側)=12日、京都市

 受験シーズンが本格的に始まる中、日本共産党京都府議団(原田完団長、12人)は12日、京都府警本部に対し、痴漢加害の未然防止を求めて申し入れしました。日本共産党京都市議団(井坂博文団長、18人)も同日、門川大作市長と市交通局、市教育長に対し痴漢対策の強化を申し入れしました。

 府議団の申し入れでは「痴漢や盗撮は人権侵害であり、被害者の人生に深刻かつ多大な影響を与える」とし、こうした犯罪をなくすことは政治や行政の責任と強調。その上で、▽受験期にあたり、公共交通機関での対策を強化し、駅係員の増員や車内の巡回警備、アナウンスや電光掲示板などでのよびかけ強化▽被害発生への迅速な対応や遅刻の証明書発行▽被害の実態調査―などを求めました。

 府警担当者は「目撃用のヘルプカード作製やSNSでキャンペーンもしてきた。相談の増加や抑止効果がありテロップの掲示は各鉄道会社も継続している」と述べました。

 京都市議団はこれまでも申し入れや議会質問を行ってきたとし、「電光掲示板やポスターなどの広報物で改善が図られたことは重要」と強調。市営地下鉄の女性専用車両の導入などを要求しました。


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