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2023年1月11日(水)

大軍拡と増税

麻生氏「国民の理解得られている」

小池書記局長 世論無視許されない

 日本共産党の小池晃書記局長は10日の記者会見で、自民党の麻生太郎副総裁が、岸田政権が進める大軍拡と増税について、「反対の反応が出てくる可能性も覚悟していた。多くの国民の理解は得られている」と発言したことについて聞かれ、「どこを見ているのかという話だ。許されない」と痛烈に批判しました。

 小池氏は、直近の世論調査(JNN、9日)では、大軍拡の財源のための増税に71%が反対し、賛成はわずか22%にすぎないことや、同調査で、軍事費増(5年間で43兆円)に賛成しているのは39%、反対が48%と、反対が賛成を上回っていることを指摘。「増税は断じて反対だの声が7割だ。軍拡そのものについても賛否が分かれ少し賛成が多かったが流れが変わってきた。反対の声が広がり始めている」と語りました。

 小池氏はさらに、自民党の河野洋平元総裁が民放番組で、「この政策転換というのはありえない」と発言したことを紹介。「自民党の最高幹部だった人から根本的な批判が出ている。麻生氏は、党の重鎮中の重鎮の声をどうみているのか。こういう発言は許されない。国民の世論にそっぽを向き軽んじている。猛省を促したい」と語りました。


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