2023年1月10日(火)
大学フォーラムが声明
学術会議問題 政府を批判
「大学の危機をのりこえ、明日を拓くフォーラム」は7日、「日本学術会議の独立性を否定する法改正の試みをただちに中止すべきである」とする声明を発表しました。
池内了(名古屋大名誉教授)、内田樹(神戸女学院大名誉教授)、香山リカ(医師)、白川英樹(筑波大名誉教授、ノーベル化学賞受賞者)、杉田敦(法政大教授)、広渡清吾(東京大名誉教授)、堀尾輝久(東京大名誉教授)、本田由紀(東京大教授)ら48人が呼びかけ人として名を連ねています。
声明は、政府が学術会議の会員選考や運営に介入しようとしていることを批判。学術会議の独立性の根幹を揺るがす最も深刻な問題として、第三者委員会を設けて会員選考に介入しようとしていることをあげ、「『第三者』の名による政治介入」であり、独立性が尊重されるべき組織を人事を通じて支配しようとする近年の歴代政権の志向の、新たな、いっそう重大な事例であると指摘しています。
政府の示す方針がはらむ問題性は部分的修正で解消されるものではないとして、改正法案の作業を直ちに中止するよう訴えています。








