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2023年1月9日(月)

統一地方選 共産党議席の値打ち

新潟 宝の1議席 絶対確保

悪政告発 県民の立場で対決

 新潟県の日本共産党は、3月31日告示・4月9日投票の県議選で、「宝の1議席」の遠藤れい子県議=長岡市・三島郡区(定数6)の議席を絶対確保し、政令市・県都新潟での議席獲得をめざす新潟市西区(定数3)の、たいらあやこ氏(前新潟市議)、十日町市・中魚沼郡区(定数2)の、ふじのき浩子氏(元津南町議)を擁立し、57年ぶりの複数議席獲得へ全力を挙げています。(新潟県・伊藤誠)


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(写真)遠藤れい子予定候補=現 長岡市・三島郡区(定数6)

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(写真)たいらあやこ予定候補=新 新潟市西区(定数3)

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(写真)ふじのき浩子予定候補=新 十日町市・中魚沼郡区(定数2)

57年ぶりの複数議席へ

 県議会は総定数53のうち自民・公明が30議席(57%)と多数を占めています。自公の全面的な支援を受けて昨年5月に再選された官僚出身の花角英世知事が国の悪政を県政にそのまま持ち込み、住民の暮らしに負担を強いる県政となっています。国政野党系を含めて、日本共産党以外の会派が知事提出の議案に賛成し、花角県政と正面から対決しているのは、日本共産党の遠藤れい子県議1人で、その役割は重大です。

県政を動かす

 第一の役割は、国いいなりに悪政を進める県政を県民の立場で厳しくチェックし、県政の問題点をわかりやすく県民に告発していることです。

 遠藤県議は初当選以来、一般質問の回数に制限がある県議会の中で、発言機会をすべて活用して、当初予算案や重要な条例案など欠かさず討論。定例議会ごとに「県政だより」を全戸配布し、県議会内のやりとりを住民に知らせ、党長岡市議団と「県政・市政報告会」を開催しています。

 長岡赤十字病院で副院長・看護部長を務めた経験を生かし、新型コロナ感染症対策や医療・介護・社会保障の抜本的強化へ、医療現場などの実態調査にもとづく鋭い論戦は、他党の追随を許しません。長岡市内に臨時のPCR検査センターを立ち上げる際、遠藤県議の人脈が生かされ、地元医師会とも連携してスタッフ確保に尽力し感謝されました。

 第二に、唯一の党県議として民主団体の運動とむすび県政を動かす橋渡しの役割を果たしています。毎年秋におこなう県民大運動実行委員会の予算要望には、約100人の県民が結集して各部局ごとに要求項目を伝え、実現をせまっています。

 「GIGAスクール」構想で県立高校のタブレット端末を生徒が個人購入する計画に対して、保護者や教育現場の声を届け、公費での購入を実現しました。

 新型コロナ対策の強化では、▽営業自粛の中小企業への県独自の給付金の実現▽特別小口資金の貸し付け基準の改善▽医療・介護施設への抗原検査キットの配布、濃厚接触者などの職員の宿泊施設確保▽介護施設への在宅酸素濃縮装置の貸し出し―などを実現させてきました。

 加齢性難聴者の補聴器購入費補助制度は県として実現していないものの、党市町村議員の奮闘により全30市町村中26市町村(87%)で実現しています。

再稼働許さず

 第三に、花角県政と正面から対決し、命と暮らしを守る役割です。

 花角県政は「地域医療構想」の名で、公立・公的病院の再編と病床削減を全国に先駆けて推進しています。県内7医療圏のうち3医療圏が国の「重点支援区域」の指定を受け、医療再編を加速。13ある県立病院のうち2病院(加茂、吉田)の民営化を決定し、4病院(津川、松代、柿崎、妙高)を市町に移譲する方針です。

 新潟県の人口10万人当たりの医師数は全国45位で、医師・看護師の抜本的増員こそ求められます。遠藤県議は竹島良子元県議と一緒に、病院再編と病床削減の「地域医療構想」の実態を住民に知らせ、地域医療拡充を求める運動を励ますための学習会を県内各地で開き、医師・看護師の確保の抜本強化を繰り返し県や国に求めています。

 東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を許さない活動も重要です。

 岸田政権は原発再稼働・新増設計画を打ち出し、再稼働の圧力を強めています。新潟県は福島第1原発事故を受け、米山隆一前知事のもとで県独自に「三つの検証」を進めてきましたが、花角県政は検証総括委員会を長期に開催せず、各検証報告のとりまとめを急がせるなど早期終了の動きを強めています。

 県議選で「再稼働ストップ」を掲げる県議を多数にすることが重要です。長岡市の女性(74)は、「福島事故がなかったかのような再稼働・新増設計画や、不祥事や工事の不備が相次ぐ柏崎刈羽原発の再稼働は絶対反対。大雪では避難もできません。再稼働にキッパリ反対する共産党に伸びてほしい」と話します。

 長岡市・三島郡区は、国政政党がそろって候補を擁立し議席を争う大激戦区。遠藤県議は「県民の宝の議席を必ず守り抜く」と訴えます。

 たいら氏は、県都の党議席回復と「市民と野党の共闘」を前に進める議席の獲得にむけ、幅広い市民の応援を受けてがんばります。

 ふじのき氏は、自民党の2議席独占を打破し、中山間地の住民の切実な願いを県政に届けるため再挑戦します。

 党3議席獲得が実現すれば県政を刷新し、新潟県の「市民と野党の共闘」再構築の最大の力となります。3氏は「3議席の獲得で暮らしを守り、再稼働阻止、ジェンダー平等、野党共闘を前に進める」と熱く訴えます。

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(写真)統一地方選勝利へ決意を固める(右から)ふじのき、遠藤、たいら各氏=2022年12月4日、新潟県長岡市


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