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2023年1月5日(木)

米議会 女性過去最多28%

黒人や中南米系などこれまでにない多様さ

 【ワシントン=石黒みずほ】3日招集された米連邦議会の新会期では、女性議員が過去最多の149人となり、28%を占めました。黒人や中南米系の議員も最多を記録し、これまでになく多様な議会となっています。

 女性の政治参加を研究する東部ニュージャージー州のラトガーズ大学の「女性と政治センター」によると、女性議員の数は、上院(定数100)で25人、下院(同435)で124人となりました。10年前の第112議会(2011~13年、会期末時点)の90人から66%の増加となります。

 下院では、黒人(27人)、中南米系(18人)の女性議員の数が最多を記録。新たに22人の議員が加わり、うち半数以上が人種マイノリティーです。

 女性議員は選挙ごとに増加しているものの、増加の速度は速くありません。ニューヨーク州ハートウィック大のローレル・エルダー教授は「このペースでは、議会で男女が平等に議席を得るには118年かかる」と指摘します。女性議員の割合は民主党が41%、共和党は16%で、エルダー氏は、両党が女性を候補者として採用することを優先課題とすべきだとしています。


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