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2023年1月5日(木)

沖縄の現状 世界に発信

辺野古新基地反対に全力

デニー知事が年頭あいさつ

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(写真)年頭あいさつをする玉城デニー知事=4日、沖縄県庁

 沖縄県の玉城デニー知事は4日、県庁で年頭あいさつし、名護市辺野古の米軍新基地建設反対を県政の重要課題とし、国際社会での発信など基地問題解決に全力を尽くす決意を表明しました。

 デニー知事は、新型コロナウイルス感染症対策と県経済・県民生活の再生、子どもの貧困問題解決と若者や女性支援のさらなる充実、辺野古新基地建設反対と米軍基地問題の解決を県政の重要課題と位置づけ、「各種の施策をこれからもしっかりと展開していく」と述べました。

 デニー知事は、本土復帰50年を経た現在もなお米軍基地が集中し「県民は米軍基地に起因する騒音や事件事故、環境汚染の問題など過重な基地負担を強いられ続けている状況だ」と強調しました。

 そのうえで辺野古新基地建設が「県民の理解が得られないまま工事が強行されている」と批判。米軍基地の整理縮小や日米地位協定改定、基地負担軽減を政府に求めるとともに、「沖縄の現状を国際社会の場で発信し、基地から派生する諸問題の解決に全力で取り組んでいく」としました。

 子どもの貧困対策については、「子育てや貧困を家庭のみの自己責任とするのではなく、地域や社会全体の問題としてとらえ総合的な施策を推進していく」と強調しました。


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