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2023年1月1日(日)

きょうの潮流

 酪農家の朝は早い。満天の星がきらめく夜明け前から牛床を整えて搾乳。一連の作業を終え、ひと息つくころに朝日が大地を照らしていきます▼北海道せたな町。渡島(おしま)半島の付け根にあり、日本海に面した漁業と農業のまちに新風が吹いています。「日本共産党」「住民こそ主人公」の看板をのせて走り回る車。今春の町議選で空白克服に挑む藤谷容子さんです。亡き夫と二人三脚で築いてきた牧場は息子に託し、今後の人生を考えました▼まわりの期待や応援の声にも押され、立候補を決意。さびれゆく町、住民の願いにこたえられない議会を変えたいと。実直で、くじけず活動する藤谷さんが選んだ新たな開拓の道。「生きていて良かった」と喜び支えてくれる年配の党員たちとともに、誰もが自分らしく安心してくらせる町をめざし支持を広げています▼若者が希望をもって生きられる名古屋へ。市議選の候補者として名東区で党の旗を掲げる鈴木絢子(あやこ)さんです。昨年の1月に入党。学費や奨学金、ジェンダー平等、気候危機、人権の問題。若い世代の要求を政治にとどけたいと、議席を引き継ぐ大役にのぞむ25歳です▼不屈のたたかいで歴史を切り開いてきた党の一員になれたこと。無力だと思っていた自分が社会を変えるために立ち上がれる喜び。それを心に刻み重圧と緊張の日々を駆けています▼統一地方選挙の今年。全国で政治の転換を求め、先頭にたつ挑戦者。平和やくらしがおびやかされるいま、新しい日本の夜明けを胸に抱いて。


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