2022年12月29日(木)
デニー知事「厳しく臨む」
沖縄・与那国島 ミサイル配備批判
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沖縄県の玉城デニー知事は27日の記者会見で、防衛省が与那国島(同県与那国町)の陸上自衛隊与那国駐屯地にミサイル部隊を配備する方針を示したことについて、「事前の説明がなく唐突に予算計上され、厳しい姿勢で臨まざるを得なくなる」と述べました。
デニー知事は、沿岸監視隊が置かれる同駐屯地には、2023年度にも電子戦部隊が配置される予定だとして、「加えてミサイル部隊が配備されるとなると、地元の負担増につながることは間違いない」と強調しました。
そのうえでデニー知事は、県や地元への丁寧な説明を求めてきたにもかかわらず事前説明がなく、23年度予算案にミサイル部隊配備のための土地取得費などが盛り込まれたとして、「必要な情報もなく突然計画ありき、予算計上という形はいかがなものか」と批判しました。
与那国のほか、うるま市などへもミサイル部隊配備が計画されていることに関し、「地元の人たちに非常に強い懸念、反対意見がある」と述べ、各自治体と意見交換していく考えを示しました。