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2022年12月27日(火)

カジノ用地疑惑 説明を

共産党大阪PT 辰巳氏ら会見

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(写真)記者会見する(左から)井上、山中、辰巳、長岡の各氏=26日、大阪市役所

 日本共産党大阪府委員会のカジノ問題プロジェクトチーム(PT)は26日、大阪市役所で記者会見し、IR(カジノを中核とする統合型リゾート)用地の賃料を不当に安く見積もり、カジノ業者を優遇している疑惑について、大阪市に対して説明責任を果たすよう求め、「不正賃料」となればカジノ認定の前提が崩れると訴えました。カジノPT責任者の辰巳孝太郎元参院議員、党大阪市議団から山中智子、井上ひろし、長岡ゆりこ各市議が出席しました。

 辰巳氏が、「しんぶん赤旗」日曜版が報じた一連の疑惑を説明。市が不動産鑑定を依頼した4業者のうち3業者で評価額がピタリと一致した結果について、「このありえない一致を主導したのが大阪市である可能性があり、鑑定評価談合が極めて強く疑われる」と強調。

 「IRを考慮外」とした点について、「当時の議事要旨から、超高層商業施設でなく中低層の大規模商業施設を想定して、正常の価格よりも引き下げられたとの認識を市側が持っていたことが明らかになった」と述べました。

 山中氏は、「カジノ用地が含まれる夢洲(ゆめしま)は、もともと市民にとって貴重なゴミ処分場」だとし、「関連するインフラなど1000億円近い公金投入が将来市民の借金になるのは明らか。引き続き『おかしい』という声を上げ、大きな世論にしたい」と話しました。


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