2022年12月24日(土)

戦争への大転換許さぬ

安保３文書撤回を　全国革新懇など宣伝

（写真）「ミサイルでは平和は守れない」と訴える宣伝参加者たち＝23日、東京・新宿駅西口

　全国革新懇・東京革新懇と安保破棄中央実行委員会は２３日、東京・新宿駅前で、安保３文書の具体化許さず、閣議決定撤回を求めて宣伝しました。年の瀬らしく、第九のメロディーに乗せて「世界に輝け　憲法９条」などを歌いながらアピールし、通行人が次々とチラシを受け取っていきました。

　法政大学名誉教授で東京革新懇・全国革新懇代表世話人の五十嵐仁氏は、安保３文書で大軍拡が明記され、そのための大増税が狙われていると批判。「戦争に結び付く大転換を断じて許すわけにはいかない」と述べました。

　翻訳家で全国革新懇代表世話人の池田香代子氏は、絵本『戦争のつくりかた』を朗読しながら、岸田政権が進める戦争する国づくりを告発。「未来に戦争をしない国を手渡そう」と呼びかけました。

　安保破棄中実委の東森英男事務局長は、岸田首相が「安全保障の大転換」と発言したことに触れ、国会審議なしの閣議決定は「強権的だ」と批判。いま必要なことは、敵基地攻撃能力の保有ではなく、事態を話し合いで解決する平和外交だと訴えました。

　全労連議長で全国革新懇代表世話人の小畑雅子氏は、「お金の心配なく学べる環境を子どもたちに手渡したい」と述べ、「軍拡ではなく、憲法を生かした平和外交で国民を守るのが政治の役割だ」と語りました。