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2022年12月23日(金)

五輪汚職 再発防止を

宮本岳志氏 円卓会議決議示し追及

衆院文科委

写真

(写真)質問する宮本岳志議員=22日、衆院文科委

 日本共産党の宮本岳志議員は22日、衆院文部科学委員会の閉会中審査で、東京五輪・パラリンピックをめぐる汚職・談合事件の全容解明と再発防止を求めました。

 宮本氏は、五輪組織委員会の高橋治之元理事らが受託収賄容疑などで逮捕・起訴されたことを受け、スポーツ政策の推進に関する円卓会議が「我々は自分事として捉え、危機感を持って重く受け止める」と決議したことを示し、永岡桂子文部科学相にただしました。永岡文科相は「(決議と)同じ認識だ」と述べました。

 スポーツ庁はこれまで、「組織委が責任をもって対応すべきだ」などと無責任な発言をくり返しました。宮本氏は「多くの国民に失望感を与える大問題を引き起こし、手をこまねいているだけか」と批判しました。

 宮本氏は、テスト大会業務をめぐる談合について、組織委員会側が談合を調整していた疑惑をあげ、当該部局にスポーツ庁や文科省の出向者がおり、「これらの職員を調査したのか」と追及。角田喜彦スポーツ庁次長は「調査は行っていない」と答弁しました。

 さらに宮本氏は、昨日(21日)公表された会計検査院の指摘も含め「問題を重く受け止めるのか」と認識をただしました。永岡文科相は談合疑惑について「仮に不正があれば誠に遺憾だ」「文科省として検察の捜査や東京都の調査を踏まえ、適切な対応を図る」と答弁。宮本氏は「森友学園問題では、司法手続きが進むもとでも政府として調査を行った」と批判しました。


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