2022年12月22日(木)

薗浦議員辞職

自民党の責任重大

（写真）記者会見する穀田恵二国対委員長＝21日、国会内

　日本共産党の穀田恵二国対委員長は２１日、国会内で記者会見し、自民党の薗浦健太郎衆院議員が、政治資金収支報告書に約４０００万円のパーティー収入の不記載があった疑惑で議員辞職し、自民党を離党したことについて、真相解明を求めるとともに「自民党の責任は極めて重大だ」と指摘しました。

　穀田氏は、薗浦氏の「闇パーティー」をめぐる疑惑は「しんぶん赤旗」日曜版が２０２１年３月２１日号でスクープしたものだと指摘。この報道を受け市民が刑事告発し、東京地検特捜部の捜査が行われていたのに、自民党は１年半以上も薗浦氏を役職につけ、疑惑に頬かむりを続けてきたと批判しました。

　その上で、「薗浦氏はどういう理由で辞めるのか何ら明らかにしていない」として真相を究明する必要があると強調。同時に、「年中行事のように、問題が起こると離党させて涼しい顔をしている自民党の責任は極めて重大だ」と批判しました。

　さらに、１９９４年の「政治改革」で政治家個人への企業・団体献金が禁止されたものの、政党支部への献金と政治資金パーティーという抜け道で事実上の企業・団体献金が野放しになっていると指摘。「これをいよいよやめる必要がある。このことが問われている」と強調しました。